みなさん、こんにちは。
みなさん、アトキンスダイエットや低糖質ダイエットの内容について質問したいこと、どのようなことがあるでしょうか?
過去に掲示板やメールで最も多かった質問について紹介します。
【質問】
糖質をそれだけ減らすと脳が動かなくなるのでは?脳はエネルギーとしてブドウ糖が必要ですから。
【回答】
糖質を減らしても脳が動かなくなることはありません。なぜなら、脳の細胞は、脂肪の分解によってできるケトン体もエネルギーとして使用できるからです。
過去の研究では、”脳はブドウ糖しか使えない”というような報告もありましたが、今では、ケトン体も脳で活用されることが知られています。
【補足説明】
ブドウ糖が少なくなった時、ほとんどの組織は燃料としてケトン体を使用できます。だから、ほとんどの組織でブドウ糖からケトン体の使用に切り替わります。ただし、いくつかの組織では効率が落ちることが知られています。
例えば、脳や俊敏な動きが求められる筋肉です。
ブドウ糖が不足して、脳がエネルギー源としてケトン体を使用した時、考えたり反応したりするのに微妙に時間がかかる可能性があります。ただし、その変化は、一般的な生活をしている人には認識できないレベルです。だから、普通はこの点については気にすることはありません。
また、インダクションからオンゴーイングの期間には、筋肉の動きが鈍くなるような感覚があることがあります。そのようなときには、少しだけ糖質量を増やしてみましょう。スポーツをする場合など、摂取する糖質量を少しだけ調節するだけで、身体の動きの変化を体感できることがあります。
糖質は特定の状況で大切な働きをします。俊敏な判断と反射能力が必要な自動車や二輪車のレーサーの方などは、このことを知った上で食事の内容を考えてみる必要があるでしょう。
<つづく>
※このブログでは細かい説明はできるだけしないようにしますので、詳しい内容がご入り用の場合は、私のサイト”Good Health!”を参照してください。
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